少年サッカーの公式戦でキックオフまでに行うセレモニー(審判)

最近私同様、ボランティアで子供チームの運営を手伝いするパパコーチが増えているように思います。

子供たちの活動を応援する人が増えてうれしく感じる一方、サッカー未経験コーチが増えることで不安になることがあります。

特に試合での審判。

練習試合はまだいいものの、公式戦においてもパパコーチが審判をする機会が増えています。

 

子供たちの試合は予想できないことが多く、一応サッカー経験者のオヤジでも勝ち上がった喜びとともに、

より上位の試合で審判をしないといけないことにプレッシャーを感じることもあります。

 

未経験のパパコーチではなおさらではないでしょうか??

 

子供たちが勝ち上がってくれるのはうれしいが、決勝トーナメントでの審判はプレッシャーも増える・・。

だからこそ、審判用ルールブックにもあまり記載されていないキックオフ前のセレモニーについて備忘録を兼ねて記事にします。



 

試合開始までの準備

まずは審判をするための自分の服装や道具のチェックを行います。

未経験のパパ審判で失敗するのはまずこの準備のところ。

【服装】

□黒のソックスを着用し、しっかりと膝まで伸ばしているか

□黒の短パンを着用しているか?※できればポケット付きだとコインもなくさない

審判着は短パンにしまっているか?

意外と忘れがちなのがソックスを上げることと審判着を短パンにしまうこと。

子供たちにユニフォームを指摘する立場なのですから、まずは審判がしっかりしなくてはいけません

 

【持ち物】

□笛、コイン、各種カード

□スコアカードと書くもの

□審判用ワッペン

□時計

□審判資格(スマホのアプリが多い)

この持ち物も緊張のあまり抜けてしまうことがあります。必ずチェックして参加しましょう。

大会の場合、事前に本部に行き審判資格を提示する必要もありますのでご注意ください。

(メンバーチェックもあるため担当する試合は余裕をもって本部に集合しましょう)

 

そして次にすることが大会規定の確認大会本部、副審とのコミュニケーション

季節により暑さが厳しいときもあります。

 

その場合は給水の実施と給水時の対応(時間を止める?止めない?)等本部、副審と事前に話をしておきましょう。

ここまでがまず選手の集合までに実施しておくべきこと。

試合開始時間ギリギリでは間に合わないこともあるため余裕をもって行動することが大事です。

特に自分たちの試合の後に審判するケースも多くあるため、観戦に夢中だと次の試合の準備が遅れます。

子供たちを応援したい気持ちはわかりますが、審判として大会運営を優先し行動しましょう!

選手の集合

集合時間になると選手が本部の近くに集合します。

公式戦の場合本部に提出されているメンバー表をもとにスターティングメンバーと登録メンバーに相違がないか確認。

続いて選手の用具チェックを行います。

用具チェックは、

・スパイク→スパイク禁止のグランドにも関わらずスパイクできてないかや大きく破けていないかなどをチェック

・すねあて→すねあてを着用しているか、すねあては前を向いているか

・服装→だらしない服装になっていないか、ネックレス等着用不可のものを身につけていないかなどをチェック

そしてコロナで実施する機会も減りましたが、爪は伸びでいないか。といったチェック項目を副審と協力して行います。

 

メンバーチェック、用具チェックを終えたら一度選手を監督のもとに戻せるように余裕をもって対応しましょう。

ちなみに両チームのユニフォームの色(フィールド&キーパー)が区別できるかどうかは選手を集合させる前に

確認し、もし両方が同じ色の場合は予備のユニフォームの色を含め両監督と話をし公平に判断するようにしましょう。

試合が始まるタイミングでユニフォームの色がかぶっていることに気づいてしまうと大変です。

 

入場~キックオフ

さあ前の試合が終わりました。

いよいよ審判をする試合が始まります。

 

まずはグランドへの入場を行います。

タッチラインに選手を整列させ、選手の服装を再度チェックします。

試合球は主審がしっかり脇に抱えておきます。

そして入場です。

 

ここからは観戦者含めみんなの目に留まります。

初めてでも堂々とダラダラせずセンターサークルとタッチラインの中間くらいまで進みましょう。

そして入場してきたタッチラインに向かって選手を横一列に並ばせます(ベンチや本部側と並行)。

 

ここでポイントになるのは横一列にしっかり並んでないのに緊張してすぐに挨拶をしてしまわないこと。

選手たちがしっかりと横一列に並んだのを確認し、主審が笛を吹いて挨拶をすること

そして次に反対側のタッチライン側を向き応援してくれる方たちにも笛の合図とともに挨拶をすること。

 

応援者側に挨拶をした場合はまた入場してきたタッチライン側に向き、左手のチームから握手を行います

その際審判はその場で動かず、右手で握手を行います。そして両チームのキャプテンに握手を終えたらその場に残るように伝えます。

握手が終われば続いてコイントスを行います。

コイントスで勝ったチームがボールかコートか好きなものを選択します。

※コインがない場合はジャイケンを行う

※コロナ禍により握手を禁止する傾向があるため、注意してください

 

コイントスも終わり、審判団で握手をして選手、審判団がそれぞれの場所につきます。

※副審は最終ラインに入る前にゴールのネットの確認を行い最終ラインへ

 

選手、審判がそれぞれの場所についたことを確認し、さあキックオフです!!

以上。試合が始まるまでの審判の動きでした。参考にあればうれしいです。

 

 

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ダメおやじ

神奈川県在住、30代二児の父親 10歳の時にサッカーをはじめ翌年Jリーグ開幕。キング「カズ」に憧れるもサッカー選手という選択はなく、今は家時々仕事、いつも子供のスクールに出没するダメおやじ。 「多分あの人何やってんだろう?」と思われながらも子供のサッカーを楽しみに生きています。 いつも大きなカラーコーンを自転車の後ろに乗せて公園に向かうため、近所の子供には少し有名(??)。 消防士に憧れる息子がサッカー選手になることを夢見る父親のブログ